【Discord】Among Usやコードネームなどで使える『ボイスチャット転送』のやり方

パソコン

こんにちは、えあーです。

最近『人狼』や『Among Us(宇宙人狼)』などのゲームが流行しています。

よく霊界チャットなるものとして、Discordで2つ目の部屋を作り、
ゲームから脱落したプレイヤーがそちらの部屋に移動している、というシーンを見かけます。

しかし、そちらの部屋の人しか話ができないので、メインルームの進行がわからなくなってしまいます。
一時的にメインルームに移動することも考えられますが、結構手間がかかる上に、マイクミュートを切り替えなければならず、
しかもメインルームにいる間は喋れないので何気に寂しいです。

そこで、生存者ルームの音声を、死亡者ルーム(霊界チャット)に転送する、
ボイスチャット転送』を作ったので、紹介します。

必要なもの

  • パソコン(必須)
  • Discordアカウント 3つ
  • Discord 3つ

なお、Windows PCで実行することを前提としているため、
MacやLinux等別のOSでできるかは確認していません。
※Macでほぼ同様のことができたという話は聞きましたが、私はやってないのでわかりません。

最終的にやること

最終的にこういう構造をPC内に作成します。

仮想オーディオデバイスを使って、Discordで拾ってきた音声を、別のDiscordで流します。
こうすることで、別のボイスチャンネルに音声を流すことができます。

手順

それでは実際に構築する手順を説明していきます。

1. Discordを3アカウント準備

「自分が通話するアカウント」「転送元のアカウント」「転送先のアカウント」で3つ必要になります。
自分が通話するアカウントはすでに持っていると思うので、
残り2つ、転送元用と転送先用が必要です。

作りましょう。

2. Discordを3つインストールする

Discordを複数インストールできるの?という疑問はあると思いますが、
普通のDiscordを3つインストールすることは不可能です。

しかし、Discordには開発版が2つあり、
こちらは通常Discordと別のアプリとして扱われるので、
3重にインストールができます。

Discord PTB』と『Discord Canary』の2つです。

どちらも開発版なので、ダウンロード・インストールは自己責任でお願いします。

下記に入手先を示していますが、普通に検索してもかなり上の方にダウンロードリンクがありますので、
そちらからダウンロード・インストールしてもOKです。

まずはDiscord PTBから。

下記のDiscordのダウンロードリンクから、「ちょっと冒険したい気分?」と
記載されている場所を選び、そこからダウンロードするとDiscord PTBをダウンロードできます。
https://discord.com/download

次にDiscord Canary

下記URLからDiscord Canaryをダウンロードできます。
https://discordia.me/en/canary

適切なOSのものを選んでください。

ダウンロード・インストールできたら成功です。

先程追加で作成した2つのアカウントで、それぞれPTBとCanaryにログインします。
(どちらが送信側でどちらが受信側でも大丈夫です)

以下の説明では、
Discord PTB→受信(生存者側に入り、会話を拾う)
Discord Canary→送信(霊界側に入り、拾った会話を流す)
という動きで説明をしていきます。

3. VB-CABLEをインストールする

次にVB-CABLEというツールをインストールします。

これは仮想音声デバイスと呼ばれるもので、
簡単に言うとスピーカーから聞こえる予定の音をマイクに流すツールのようなものです。

もう少し詳しく説明すると、VB-CABLEへの出力をそのまま入力として扱えるといったものです。

https://vb-audio.com/Cable/

こちらからダウンロードができます。

適切なOSのものをダウンロードしてください。
ZIPを展開して『VBCABLE_Driver_Pack43』の中にある『VBCABLE_Setup.exe』または『VBCABLE_Setup_x64.exe』を実行します。
右クリックから『管理者として実行』してください。
管理者として実行しないと失敗します。

また、インストールした際に音声の設定が切り替わることがあるので、
そのあと音声の設定をもとに戻す必要があるかもしれません。

※このあたりはPCによって設定が違うので、個別にどうすればいいという回答は出せません。
詳しい方に聞きながら進めるのがおすすめです。

インストールしたら再起動します。

これでVB-CABLEのインストール完了です。
あとは設定をしていきます!

4. 設定をする

あとは設定をすれば使えるようになります。

受信側設定

まずは受信側での設定です。
『転送元』のボイスチャットに入るアカウントに対する設定になります。

左下の歯車マークから設定に入ります。

下の画像から、赤枠で囲われている部分をそのとおりに設定してください。
赤枠部分以外はどうでもいいですが、下の方の設定をプッシュ・トゥ・トークにしておくと
万が一ミスっても誤爆率が下がるのでおすすめです。

あとこちらのアカウントは基本的に常時マイクミュートにしておいてOKです。
音を拾う』役割なので、こちらから音を発することはないからです。

送信側設定

次に送信側の設定です。
『転送先』のボイスチャットに入るアカウントに対する設定です。

先程同様に赤枠部分を設定してください。
入力デバイス音量は適宜調節。出力は0にしましょう。
ここを0にしないと生存側にいても死亡者の声が聞こえるので不正になってしまいます。

入力感度は自動設定をやめて、バーを-98dBくらいにしておくとちゃんと聞こえやすくなるのでおすすめです。
自動だとたまにプツプツします。この方法だとほぼ確実です。

上記で設定完了です。

5. 実際にチャットに入る

あとは実際にボイスチャットに入り、転送を行います。

こんな感じに2つのアカウントでそれぞれ別のボイスチャットに入ってやれば、
なんと『生存』チャンネルの声が『霊界』チャンネルに届くようになります!

※逆に入ると、逆に声が届いてしまうので注意してください。

実際に使う前に、協力してもらってちゃんと声が届くかどうか検証してみるといいと思います。

さいごに

ということで『ボイスチャット転送』について紹介しました。

実際Among Usをはじめ、通常の人狼、
はたまたコードネームでスパイマスターが会話しながら諜報員の声を聞くなど、
使い方は多岐にわたります。

もっとたくさん組み合わせるといろいろなことができるかもしれません。
なにか面白い使い方を思いついた方はコメント等にて教えて下さいませ。

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