【雑談】宿題代行サービスの是非についての個人的意見

はい、こんにちは、えあーです。

ここ最近「宿題代行サービス」なるものが流行っているそうで。
……いや毎年流行ってるけど。

弁護士に法的に問題がないのか聞く人も出ているようで、
なんだかTwitterでもトレンドになったりして大きくあれている模様。

ちなみに弁護士は「法的には問題ない」との見解を示している。
参考:弁護士ドットコムニュース
https://www.bengo4.com/c_18/n_11625/

で、これに対する私の意見は、
どちらかといえば賛成
100%賛成ではないが、賛成寄りという立場。

ということで、この意見について少し綴ろうと思う。


宿題というのは学校が生徒に対して、先生が決めた課題を課すものである。
ほとんどの場合、この課題というのは全員共通である。

この全員共通というのが厄介なもので、
上位勢から下位勢まで等しい課題を課されるのである。

当然平均に近いレベルの生徒に合わせた課題が出てくるので、
上位勢にとってはお茶の子さいさい、下位勢にとってはかなりの負担となる。

宿題代行を頼むのは特に上位勢に多い。
宿題の価値を感じられない」ためである。

上位勢は受験を見据えた勉強をすることも多い。
それに対し学校で課される課題は、難易度は大したことないのに量だけべらぼうに多いということが往々にしてある。
この量が多いというのが問題。

強い言い方をすれば、
やっても大した成長につながらないが無駄に時間のかかる勉強をやらされるのだ。
ただの作業である。

例えば「100ます計算を1日3枚やりましょう」ならば、夏休みが33日程度あるとして100枚になる。
100ます計算は単純に書くだけで1枚1~2分はかかる。
100枚なので2~3時間取られる計算だ。

夏休み全部の2~3時間なら大したことないんじゃないか?と思うかもしれないが、
受験生にとっての2~3時間の価値を考えると、数千円出して受験に向けた勉強をさせるほうが価値があると考えるのも納得である。

「計算力の向上につながるのではないか?」という意見もあるかもしれないが、
そのレベルの人であれば計算よりも手の速度が追いつかないことのほうが問題になることも少なくない。
頭では解けているのに手が追いつかないせいで時間を取られるのだ。
(そしてこれがとてつもないストレスになる。余談だが、賢くて字が汚い人はこのパターンが多いと思う)
なのでこれ以上の計算力向上は効果が薄く、よっぽど難しい問題のパターンを身につけるほうが価値が高い。

算数ばかり例に出してしまったが、大体の科目で当てはまる。

ポスター作成とかはまた別になってくるが、単純に受験に活用できないのでもっとわかりやすい。
本気で受験する人にポスターをつくる時間と気持ちの余裕はあまりないのだ。


では、100%賛成しない理由がどこにあるのかというと、
なにか楽に終わらせる方法はないか考える練習にもなるのでは?というのが一つの理由である。

まず子供自身が「この宿題はあまりやる意味がない」と気付いて、
「どうすればさっさと終わらせられるのか?あるいは意味のあるものにできるのか?あるいは……」など、
無駄に近い宿題に意味を見出すこともできるという考えである。
当然かなり難しい話ではあるが、親がヒントを出すのも悪くないと思う。

子供が自分で解決策を見つけて提案できるようになれば、
それは間違いなく(宿題とは方向性が異なるとはいえ)一歩成長する。

その答えが「宿題代行サービス」なら、そこで依頼するのも一つではないだろうか。
「答えを映す」というのもまた一つの答えである(当然その内容を完璧に理解している前提だが)。
「考えるよりやるほうが早い」ということに気づく人もいるだろうし、
「多少手を抜く」という人もいるだろう。
そこに一つの答えがあるわけではないので、どうしてそう思ったか問い、それに対してアドバイスをするのも一つの教育ではないだろうか?


なんか色々書きすぎてしまったけど、
宿題代行サービス自体は需要がある、法的には(現状)問題ないということなので、
これからも続いていくと思います。ご利用は計画的に。

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