【大学入試】リスニングの比率がなんと50%に!今後の入試はどうなる?

こんにちは、えあーです。

割と衝撃的なニュースが舞い込んできました。

大学入試センターは7日、2020年度から始まる大学入学共通テストの配点などを公表した。大半は現行の大学入試センター試験と変わらないが、英語は「リーディング」と「リスニング」が100点ずつで計200点満点となる。センター試験は「筆記」200点、「リスニング」50点で計250点満点だが、共通テストは「読む」と「聞く」のバランスを重視する配点となった。

引用元:大学共通テスト英語、リスニングの比重20→50%へ

要するに、

センター試験の代わりになる試験では、
半分リスニングになるよ!
 ということ。

確かに英語は筆記だけでないのは確かである。

だからといって突然50%か…という気持ちにはなった。

そして突然この発表があったことで、大きな問題が浮かんでくる。

現状の問題点

まず、きちんとしたリスニングの学習を提供できる学校がどの程度あるのか?という問題がある。

私の高校には外国人の教員(ALT)が2名いた。

それでもその先生方と授業をするのは週に1回、または2週に1回程度。

そんなに常に英語に触れられるわけではなかった。

学校の問題では?と思われるかもしれないが、これでも一応進学校である。
(自称がつくことはまずありえないレベルである)

それでも現実はこのレベル。

日本にはまだリスニングをしっかり学習できる環境が整ってないのではないか?

そう感じざるを得ない。

もちろん外国人の教員を採用しなくてもリスニングの対策はできる。

(日本人でも発音がいい人はもちろんいるが、あまり期待していない)

CDなどを使えば比較的簡単に学習できるだろう…
が、その制度にすぐに切り替えられるのだろうか?というのがもう一つの問題。

2020年度から始まってしまうのだ。
こんなギリギリに発表されても…という気持ちは拭えない。

変わった最初の年の学生は苦労するに違いない。

変更自体には…賛成。

とはいえ個人的な立場として、
この変更そのものには反対していない。むしろ賛成である。

というのも、先に述べたとおり英語は筆記だけではない。

4技能が全て揃ってちゃんと英語ができると言えよう。
(私は英語ができない側の人間だが)

リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング。

今までのセンター試験では圧倒的にリーディングに重きをおいたスタイルを取っており、
実際日本の学生は英語が読めはするが、聞いたり書いたり話したりというのが弱い人が多かった。

ライティングとスピーキングは採点に大きな時間がかかるという懸念もあり、
全体テストとしての採用が難しいということを踏まえれば、
今回のリスニング配点の増加は4技能に近づける第一歩であると言えるのではないだろうか。

大学の二次試験でライティングが問われる学校も多いため、
そこまで踏まえれば3技能での試験が可能になるといえる。

スピーキングはまだまだ課題が残るだろう。

TOEIC SWテストと同じようにすれば不可能ではないかもしれないが、
受験人数が非常に多いという観点から厳しいと思われる。

(参考:
TOEIC SWテストでは、ヘッドセットを用いてPCで録音する形式でスピーキングのテストを行っている。
一度だけ受験したことがあるが、正直採点が大変なのではと感じた。)

多くの技能が活かせてこそという考えに基づけば、
今回の変更は決して悪いものではない。

……が、突然すぎるんだよ!

結局どうするべきだったのか?

個人的な意見としては、
せめてこれから高校生になる人の受験くらいからに設定すべきだったのではないかと。

リスニングはリーディングに比べて習得に時間がかかるということもあり、
一朝一夕で身につくものではない。

最初にこれを受ける学生からすれば、もう2年残っていない状態なのだ。

突然リスニングを投げつけられて、どう思うのだろうか…

余談

ちなみに私はリスニングのほうが得意だったので、
もっと早くこの比率だったらなと思いました。

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